40代 女性
病名:キャッスルマン病(指定難病)
結果:障害厚生年金2級
依頼者の状況
Sさんは、現在47歳で夫と子供2人の家族4人で日常生活を過ごしていました。
そのような日々を過ごす中で、突然食べてもいないのに体重がどんどん増え始め顔がむくんできました。
自分自身の異変に気づきながらも仕事も忙しかったため直ぐに病院には行くことができずにいましたが、その身体が変化していく状況を見ていた会社の同僚から病院を受診した方がよいと言われたため自宅近くにある病院を受診することにしました。
病院を受診し精密検査を受けた結果、リンパ節の病理組織像によって特徴づけられる多クローン性のリンパ増殖性疾患で指定難病であるキャッスルマン病と診断されました。
その後、通院先の病院では専門医がおらず専門医のいる大学病院を紹介され、紹介先の大学病院で定期的に通院し病状が悪化した際には入院治療も行って治療に努めましたが、発熱や浮腫が治らず症状の回復が見込めないため勤務していた仕事を辞めて治療に専念することにしました。
そのような日々を過す中で、インターネットで障害年金の制度を知り、主治医に障害年金が受給できるかどうか相談したところ難病にも指定されており障害年金が受給できるかどうか判らないと言われました。
どうすれば障害年金を受給できるのか分からずインターネットで検索したところ多摩八王子障害年金相談センターのホームページを見て自分の病状で障害年金が受給できるかどうか相談したいと思い多摩・八王子障害年金相談センターに無料相談の申込みをしました。
受任から受給まで
Sさんと面談し病状をヒヤリングしたところ、現在の病状としてステロイド剤の増量により手足の痺れが酷く力も入らなくなったため物をよく落とすようになったり、歩くとふくらはぎに強い張りが出るため長時間の歩行ができず一人で自由に外出もできなくなっていることからも日常生活に支障をきたしていることが伺えました。
また今後の病状に関しても主治医からは長期にステロイド剤の投与は必要な状態で、回復の見込みは不透明と言われていることからもSさんに障害年金を受給できる可能性がある旨を伝えました。
その後、申請書類を揃えて申請した結果、障害厚生年金2級を受給するに至りました。

小野 勝俊

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